「人生は楽しいかい？」のレビューと感想！ロシア特殊部隊の教え

「人生は楽しいかい？」は「システマ」というロシア特殊部隊が使用している格闘術のことです。

ここでは、システマを主人公がロシア人の男性（ゲオ）から教わり、人生を好転させていくというお話です。

この本ですが、ぼくはAudible（オーディブル）で聴いたのですが、すごくためになったのでレビューしていきます。

「人生は楽しいかい？」はどんな本？

要約

冷凍食品の若手営業マンの主人公はゲオという関西弁の謎のロシア人男性と出会います。そこでゲオから「システマ」を教えてもらい、人生を好転させていくというストーリーです。

そこからゲオから指令が1つずつ出されていきます。その指令を実践していくうちに主人公の能力が引出され、仕事やプライベートがうまくいくようになっていきます。

個人的には主人公とゲオの絡みや会話のテンポなどオーディブルで聴いたのでかなり楽しめました。

「人生は楽しいかい？」に出てくる17の指令

 下記に17個の指令をまとめました。

上記の指令1つ1つにストーリーがあり、それぞれの指令について解説されています。そのストーリーでゲオからなぜこの指令を出したのか説明があり、そういうことだったのかと納得できます。

主人公が仕事でのある問題を抱えていてそれを指令を通して解決していく、または考え方を改めることで問題解決していく過程が描かれています。

「人生は楽しいかい？」の特に印象に残った指令

「人生は楽しいかい？」の指令の中で、個人的に特に印象に残った指令を2つ紹介します。

「よかったこと」に目を向ける

今日一日で「よかったこと」を探します。ゲオは紙に書き出した方がいいと言っています。

最悪な1日の中にもいいことはあるんやで

 ゲオは最悪な1日の中でも「よかったこと」を100個くらいあげられると言っています。

例えば、「ランチを並ばずに食べられた」、「今日は上司の説教を聞かずにすんだ」とか小さなことでも良いです。こういうことなら、10個くらいはどんな日でも書き出せますね。

何も「宝くじで1億円当たった」みたいな大きなことである必要はありません。

1日の中でよかったことを書き出すと、気分が前向きになります。個人的に印象に残った指令です。

呼吸をすること

システマでは、常に平常心でいることが大事です。平常心ってどんな状態かというと「なんとなく大丈夫という体の感覚」とのことです。

逆に「ヤバイ」「どうしよう」と感じている時は緊張したり恐怖心がある状態だと思います。

緊張したり、不安が心をよぎってきたと思ったらこまめに呼吸して回復する

恐怖を感じたり、緊張しているときにこの呼吸をすると平常心を取り戻すことができます。呼吸とは当たり前ですが、鼻から吸って口からスーと吐くことです。

瞑想でも呼吸に集中することが大事です。「世界のエリートがやっている 最高の休息法」という本に詳しく書いてありましたが、瞑想も心を落ち着けることができるのでこことも繋がっているんじゃないかと思います。

確かにパニックになってる状態だと呼吸が荒くなります。意識的に呼吸を整えることで、平常心を取り戻すことができます。

 「パニック状態になったとしても呼吸をゆっくりすることで、少しずつ平常心に戻すことができる」と覚えておくと良いと思います。自分でも気がつかないうちに無意識に緊張している状態になっていることがあります。

そんな時は意識的にゆっくり呼吸をして平常心を取り戻しましょう。

まとめ:「人生は楽しいかい？」

「人生は楽しいかい？」は、冴えない営業マンの主人公がロシア人のゲオとと出会い、指令をこなしていくうちに人生や仕事を充実させていくという話ですが、システマのことをコミカルな感じで楽しみながら学ぶことができます。

この本のことは知りませんでしたが、オーディブルのボーナスタイトルだったので無料でダウンロードして聴くことができました。ここでの指令の1つ1つを生活の中に取り入れることで今よりも自分の緊張や感情をコントロールすることができます。

• 「仕事で行き詰まっている。」
• 「緊張して失敗した経験がある。」

という人には読んで欲しい本です。

家で集中して本を読める時間がある人には本での購入して読めますが、忙しくて通勤とか家事をしながら本を読んでいるという人にはオーディブルで聴くことがおすすめです。

ストーリー形式で物語が進んでいくので、オーディブルで聴くと声優さんがすごくうまいのでドラマを見ている感覚になります。聴くだけなので、映像はないけど脳内で映像が浮かび上がります。小説を読んでいる感覚に近いかもしれません。

今なら最初の1冊は無料でもらえます。30日後に1500円課金されますが、それまでに退会すれば一切料金は発生しません。よかったらどうぞ。